どうも、のりおです。
過去2回の記事で、腕時計という趣味について自らの腕時計遍歴を交えながら私なりの時計観をご紹介させて頂きました。
記事の中で一生モノとしてお付き合いするのであれば、しっかりと拘り抜くことをお勧めしました。10年後、20年もイメージしてその時計を付け続けていられるかイメージしてみるのも良いかと思います。
今回は前後編の記事では伝えきれなかった、高級腕時計に関するトピックスを3つご紹介させて頂きます。
トピック①オーバーホールについて
ご紹介させて頂いた高級時計ですが、実は所有しているだけでコストが掛かってしまうというとんでもないカネ食い虫でございます。掛かるコストというのは「オーバーホール費用」です。
オーバーホールとは機械式時計の部品を分解し清掃し改めて組み立て直す、いわゆる時計版“人間ドッグ”です。機械式時計は一生モノのとして言われておりますが、その大前提として数年に1回のオーバーホールがあります。
私の所有しているオメガのコーアクシャルタイプは8〜10年に1回のオーバーホールで良いと言われており、通常の機械式時計の5年に1回と比べると少しメンテナンスの手間が掛かりません。優秀!ただ購入から8年目にして
- 時間がズレやすくなった
- 竜頭を巻くときにカチカチ感がなくなった
上記の不具合を感じ、オーバーホールに出しました。
オーバーホールには2種類方法があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
- メーカー正規店に出す
- メリット:正規店の安心感、パーツが豊富にあるため修理できる可能性が高い
- デメリット:値段が高くなるケースが多い
- 時計修理専門店に出す
- メリット:少し安く済むケースがある
- デメリット:複雑な機構の場合修理できないケースが有る、メーカー保証がない
上記メリット・デメリットを踏まえ私はメーカー正規店でのオーバーホールを選びました。今後修理が必要になった場合、保証してくれるかどうかは一生付き合っていく相手のメンテナンスと考えると、自分にとっては譲れないポイントでした。
勿論、正規店より大幅に安く腕の確かな民間の修理専門店もあるかとは思いますが、そんな当たりのお店を一発で探し出す自信もありませんでした…
今回、11月下旬に銀座のオメガカスタマーサービスに見積もりを依頼、1週間後には見積もりがメールで届きました。年明けには修理が完了致しました。依頼から約1ヶ月半くらいで仕上がり。
お値段はなんと63,800円!高い!
保証の期間は修理から2年間、ずーっと保証してくれるわけではないんですね。それでも修理後不具合が起きた場合、対応してもらえるのは心強いですね。
ちなみにグランドセイコーの方は3〜5年に1回が目安で、メーカー正規店だと約5万円くらいです。あと2年位したら出そうかなーと思っています。
トピック②リセールについて
高い時計は中古でも価値があると言われています。特にROLEXはその最たるものでしょう。
例えば、ROLEXのコスモグラフ デイトナ。カッコいいですね。
ROLEX コスモグラフデイトナ Ref.116500LN
現在の価格は約400万円で推移しています。しかし2019年には270万円台で推移していました。同じ商品でも希少性が高いとこういった値動きをするのですね。
勿論中古として販売すると値段は下がりますが、それでも高級時計の買取も行っているジャックロードでは最高330万円の査定金額が出ています。(新品未使用の場合プラス査定もあるようです)
つまり新品で購入した時計を時間が経ってそのまま売った場合、中古になるにも関わらず値段が上がるという現象がおきるのです。普通の消費財ではありえないことです。
ただ「ROLEXは値上がりするから買おう!」と煽る記事ではありません。安心して下さい。笑
ご自身の持っている腕時計、リセールバリューはちゃんとありますか?確認したことはありますか?
べ、別に売る気なんてないんだし、そんなこと気にしなくたっていいよ!
確かに自分が気に入っているのであれば自分だけにとっての価値あるものなので、リセールバリューなんて気にしなくてもいいんです!
けど自分が気に入って買ったものが、中古であっても価値のあるものとして認められているのは少し自尊心が擽られないでしょうか?
ちなみに私のオメガは現在の最高買取価格は25万円(買値50万円)、グランドセイコーは19万円(買値40万円)でした。大体半額くらいにはなっちゃうんだなと実感。勿論、現時点で手放すつもりはありませんし客観的に価値を確認したに過ぎません。
購入後に価値がゼロになるものではないという点は、高級時計を買う上で考慮しても良いかも知れません。ただリセールバリューばかり気にして、心の底から気に入ってない時計を買うのは本末転倒のように感じます。高級時計なんてあくまでも道楽、実用性だけを考えればG-SHOCKか1万そこそこのクオーツ時計で十分でしょう。
注意すべきはリセールもつかない中途半端に高い時計を買うことでしょうか。「安物(安くはない)の買いの銭失い」とならないためにも、道楽の時計なのか、実用のみの時計なのか意識して購入すべきでしょう。
大学時代に初めて買ったヴィヴィアンの4万円の時計はまさにその象徴であるように感じます。詳しくは「腕時計という趣味ついて(前編)」をご参照下さい。流石に大学生の自分にはその辺は理解できていなかった…
トピック③もし今から初めて腕時計を買うなら
ここからは単なる妄想です。笑
もし今腕時計を一本も持っていないという仮定のもと、初めて買うならどの腕時計か?紹介します!勿論、購入する予定は全くありません!今から腕時計の購入を考えられている方のご参考になれば幸いです。
① Apple Watch SE
スマートウォッチであれば(iPhoneユーザーなら)Apple Watch一択でしょう。癖のないデザインはバンドを変えればスーツでも使えます。スマホと連動できる点も機能面で普通の時計を凌駕しています。
スマートウォッチを持っている人で「いいなぁ〜」と思うのはSuicaでピッとしているところを見たときです。財布や携帯を取り出さなくてもいいって革命的な便利さがありますね。
心配なのは充電でしょうか。2日は持たないようなのでうっかり充電が忘れてしまった次の日とかは怖いですね。スマートウォッチを持っている人は充電忘れちゃったみたいな経験はあるあるなのでしょうか。
お値段は3~4万円くらいで、高級時計の価格帯に目が慣れているととても安く感じますね。
②The Citizen AQ1010-03A
これはグランドセイコーと最後まで悩んだ時計です。最後はデザイン(ブルースチールの秒針)でグランドセイコーを選びましたが、機能面ではThe Citizenに軍配が上がっています。エコ・ドライブというソーラー充電システムで電池交換は不要、ねじ巻きも不要。年差±5秒という精度の高さ。これ絶対に楽ですよ。
デザインも無難で好みですね〜。真っ白ではないクリーム色の文字盤は好みが分かれるかも知れませんが、年齢が上がっていくとこういう落ち着いた雰囲気に行き着いちゃうんですよね。
値段は20万円ちょっとですから、高級時計と言えるでしょう。今見ても欲しくなってしまう…。
まとめ
時計について計3回に分けてご紹介させて頂きました。
一生モノになるかもしれない時計選び、コスパの悪い趣味ですが「どんな時計を買おうか」考えている時間は結構楽しいです。また気に入った時計を身に着けて、ふと瞬間に眺めると心が安定します。(※個人差があります)
という訳で今回の結論
結論:腕時計は結婚相手を選ぶ感覚で選びましょう!
見た目も機能性も大事、メンテナンスも大事。背伸びしすぎないこと。また腕時計は複数本持っても不倫にはならないですが、ご自身の甲斐性の中で面倒を見れる範囲で遊びましょう。これからも自分はオメガとグランドセイコーを愛していきたいと思います。
ブログ後記
気付けば6000文字オーバーです。好きなテーマは書き過ぎてしまう傾向があります。
もうこれ以上買い足さないと心に決めていても、何となく「次買うなら何にしようかな」とウィンドウショッピングをしてしまいます。勿論実際には買いませんが。
同じような傾向としてスニーカーも結構拘ってしまいます。こちらは比較的単価が安いためついつい買ってしまっていましたが、最近は自制しています。
ハイテクスニーカーよりローテクスニーカーの方が好きです。特にスタンスミスとか無難の極みのような感じが好みです。今回このシリーズの記事を書いて、結局自分という人間は普遍的に価値のあるものに惹かれるという傾向を知ることが出来ました。
次は自分のお仕事(MR)について書こうと思います。今日はそんな感じで、それでは!
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