どうも、のりおです。
皆さんはよく怒りますか?
私は全然怒りません!…なんて自信を持って言えればいいんですが、子育てをしているとあまりにも子供がワガママだったりするとつい怒ってしまいます。
怒った後に少し冷静になれば「子供はワガママなものだし、自分のストレスをぶつけただけ」だったことに気付きます。これが最適な解決手段だったのだろうか?と自問自答し、もっと良い伝え方があったのではないかと反省する毎日です。
子育てというのは『親育て』でもあるんだなと日々痛感してしまいます。
いい事言うなぁ〜
今日は少し怒りをいかにコントロールするか最近注目の「アンガーマネジメント」について解説していきます。ちなみに私は会社でこの「アンガーマネジメント」研修を受講したので、そこで得た知識も交えて記事を書いていきたいと思います。
キレる会議室籠城おじさん
皆さんの会社には「会議室予約システム」なるものはあるでしょうか。以前の職場では会議室の数が少なかったため、手書きの予約表に記載して予約しなければいけませんでした。4月から異動した職場は利用する人数も多いためWeb上で予約するシステムが採用されています。
システムがデジタルかアナログかの違いはありますが「早いもの勝ち」ではない訳です。必要であればきちんと前もって会議室を予約しておく必要があります。
今日も15:00からの顧客とのWeb面談が入っていたため14:45からとある会議室を予約しておりました。会議室に向かうとどうやら前の使用者の方がいらっしゃるようでした。Webの予約システムには自分の前に予約なんて入っていないかったのにな〜なんて思って待っていましたが45分になっても出てくる気配はありません。前の使用者の方も顧客とWeb面談中のようでした。
50分になっても出てくる気配がなかったので恐る恐るドアを開けて「あの…そろそろ変わってもらえませんか…」とお伝えしたところ
顧客と面談中だ!邪魔をするな!この会議室は俺が予約してるんだ!
ブチ切れです。怖えぇ。
え、てか今顧客と面談中だよね?ちゃんとミュートにしてる?大丈夫?(心の声)
一瞬の出来事で面食らってしまいましたが、少し冷静になって自分が予約できてなかったのか不安になり「会議室予約システム」を確認したところ、14:45から問題なく自分の名前で予約できています。前の予約もありません。
急遽、別の会議室を予約し直し事なきを得ましたが、今日出会った「ブチ切れ会議室籠城おじさん」が強烈に印象に残ってしまい、筆を執った次第でございます。
なぜキレるのか
先程の「会議室籠城おじさん」は例として適切かどうかはさておき、皆さんの職場にもキレる人はいるでしょうか。
パワーハラスメントなどが社会問題化し、スマホがあれば簡単に録音や録画ができてしまう昨今、職場でキレることは非常にリスキーであると考えられます。ただそのように考えられるのは冷静にいられる状況に自分がいるからであって、様々な要因が積み重なると誰しも「キレて」しまう可能性はあるのです。
「怒り」は2次感情であると言われています。1次感情である「悲しみ」や「不安」「恐怖」などが時間が経過したり積み重なって「怒り」に置き換わります。
先程の「会議室籠城おじさん」はもしかしたらとても疲れていたかもしれませんし、自分がきちんと会議室を予約できていなかったかもという不安を感じたかもしれません。顧客との面談中に場所を移さなければいけないかもしれない恐怖もあったでしょう。それらの感情が「怒り」という2次感情として表出したとも言えると思います。
どうすればキレないで済むか
①1次感情に気づく
キレている人は自分の1次感情に気付いていないケースがほとんどです。先程も申し上げた通り、今の時代「キレる」のは非常にリスクが高い行為と言えます。もしご自身の中に「怒り」を感じられたら、その源流にある1次感情まで逆上ってみましょう。きっと怒らなくてはいけない理由なんてものはなく、建設的に対処できるはずです。
②怒りを感じたら6秒やり過ごす
一般的に怒りはあまり持続しない感情と言われております。一説によればその最大ピークは6秒とも言われており、その時間をとにかくやり過ごすことができれば「キレず」に済むという方策です。「とりあえず我慢」という精神論チックなやり方は正しい方法かどうか個人的には疑問ですが、1次感情に気付くためには少し時間が必要ですのでそういう観点では理に適っていると言えます。
そもそもキレる人は怒りを感じたらノータイムでキレてしまうので、まず「怒り」に気付くことが第一歩なような気がします。
自分はどういうことに対して怒るのか知る
「怒り」に気付く上で、自分自身がどういったことに対して「怒り」を感じておくのか事前に知っておくことが有効です。過去問を解いて傾向を知っておくと、似たような問題に出くわしたときスムーズに対処出来ます。
一般社団法人アンガーマネジメント協会では無料で怒りのタイプ診断をやっています。もしご自身の怒りのタイプに興味があるようでしたらやってみるのをお勧めします!12問くらいの簡単な質問に答えるだけでご自身のタイプが分かります。公正明大、博学多才、威風堂々、天真爛漫、外柔内剛、用心堅固の6つのタイプに分かれます。
ちなみに私は「天真爛漫」でした。笑
自分の考えや感情を、素直にストレートに表現することができる人です。しかし、周りに意思表示がはっきりできない人、思う通りに行動できない人がいるとイライラする傾向があります。自立心が強く、自由に動きたいタイプなので、行動を制限されるとストレスを感じやすいでしょう。
アンガーマネジメント協会 天真爛漫タイプより
はい、肝に銘じておきます。何だかズバリ言われているような気がして少し怖いですね。
最後に
皆様の会社では手上げ研修のような制度はあるでしょうか?もしあるようでしたら是非アンガーマネジメントのセミナーを受講されることをお勧めします。
今日は「会議室籠城おじさん」と出会えたのでこんな記事を書けました。こういう出会いにも感謝できるブログって最高ですね。あの場面で「こっちだってちゃんと予約してんだよ!テメーちゃんと予約できてねぇだろ?確認しろこのハ○ーーーー!!!」なんて言っていたら誰も幸せな気持ちになれませんし、あのおじさんもしかしたら偉い人だったらヤバかったですね。
今日の結論:怒りを感じたら1次感情まで辿ってみよう!そして自分の怒りのタイプを知っておいて備えよう!
結論が長い…。怒ること自体は自然な感情なので悪いことではありません。表現の方法が適切かどうかの問題です。「キレる」のは悪手です。皆さんがきちんとご自身の感情が表現されることにお役に立てば幸いです。
今日はそんな感じで、ではまた!
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